イイ-カゲンなブログ in 淡路島

 

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2010.10.18[月] 90歳・現役の職人

こんばんは。ミッチーです。

今回は久しぶりに道具に纏わるお話です。

2010101810.jpg


今まで、職人が瓦を磨いているシーンが何回か登場している中で
何気なく映っているのが磨き台です。

201010182.jpg


この台は、いろいろな細工が施されています。
ソリ・くぼみ・ねじれなど随所に存在し、
素地の乾燥後の姿をイメージした瓦師の勘と経験が
ギッシリ詰まっています。








201010188.jpg


上の写真は、
成形された素地を金型から吸着装置により引き出され、
それを、自在車に移動までの工程に形崩れないように
必要とされる受け型です。

使い手の為の持ち易さ、さわり心地、強度など、すべてにおいて
造り手のこだわりが見えます。

いずれも瓦屋には、なくてはならない存在の道具ですが、
磨き台、受け型などのおかげで、
私達、瓦屋がいかに潤っているかを
今一度思い起こしたいのである。





瓦師の要求にしっかりと答えて製作してくれるのが木型職人です。
もちろん0.1㍉単位の技術を必要とします。


そのような磨き台、受け型・たたき棒などマルアサの要望に3世代に渡り
何十年もしっかり携わって一手に仕事をしていただいている
木型製作の現役職人が、
この日は孫でもある職人と一緒にマルアサの工場に遊びに来てくれました。



201010183.jpg

この方、なんと90歳!!
現役バリバリの職人です。


様代わりしたマルアサの工場に少しビックリしていた様にも?・・・・・・



マルアサの工場に来てくれたのは、
私の記憶では約15年ぶりになるのではないでしょうか?
その間、仕事は何度もお願いしてお世話になっていたのですが・・・


201010181.jpg


201010185.jpg


造った時の時代背景を盛り込みながら一つ一つ手に取り、
引き連れてきた孫に説明をして、

201010184.jpg


過去に造った100個以上の道具を自慢げに、
誇らしげに懐かしそうに見ているのが
とても印象に残り、温かな気持ちになりました。

「今だったら、こうする!」
「今度造るときは、こうしたい!!」など、
まだまだ野心が伺えました。

以前、新聞か雑誌にて、
『伝統とは、つくり方ではなく、
モノに取り組む姿勢だ』

と言う記事を思い出しましたが、
モノに取り組む姿勢が、その背中を見て、次の世代へ、子・孫が育っていく・・・・・
常に、より良いものを目指す心のリレーをして、ここの木型屋さんは、
日々、静かに輝きを増している様に感じました。



工業製品はバラつきが許されません。
だから人間の感情は無視されるのです。
しかし、工業製品でもある瓦は、
それぞれの表情があり、
それが味わいとなって商品価値ともなるのです。

瓦も木型も人間の知恵であり、
優れた道具であり
その道具を使って独自の物を生み出します。
それは、まさしく日本のモノづくりの原点であります。


201010187.jpg

この日は、ここでもマルアサのコンセプトである
「内なる美を粧う」を見ることが出来ました。


「死ぬまで現役!!」
「100歳までにもう一度来るわ!」と言い残し
帰られて行きました。


何かを学ばせていただいた気持ちでいっぱいです。。。。。





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2010.02.20[土] プレス機

こんばんは。ミッチーです。


今日も寒かったですね☆
こんな日は、朝、布団から出るのがホントに嫌になります。
コタツからも出たくないし、動きが鈍くなりますよね。

工場の機械も同じです。
10020191.jpg

今日も朝から機械を立ち上げましたが、
不思議な物で寒い日は、人間と同じ、かかり始めが悪いですね。

あまりにも調子が悪いので鉄工所に来ていただき
部品交換していただきました。

10020193.jpg

10020192.jpg


ところで鉄工所の人が触っているのは
どこの瓦屋さんにもあるプレス機という機械です。





今日は、久しぶりに道具のお話です。

下記の作業している写真は、瓦の成形工程です。

1002181jpg.jpg


上型と下型が噛み合って圧を加えることにより
中に詰められた粘土は瓦の形になります。
その作業に必要な機械がプレス機です。
プレス機も瓦師からすれば列記とした大型道具です。

プレス機にも色々種類があるのですが、
手動式プレス機、電動モーターによるプレス機
そして、最近では、真空土練機、切断機とプレス機がセットになった
完全オートメーションプレス機による発展があります。

H21.12プレス2


私の工場では、上記の電動モーターによるプレス機が主流です。

このプレスという道具の向こう側には、
機械を造っている人に
故障を診断し修理をする人など色々な人が見えます。

そして、それを使いこなすのは、職人の手です。

瓦の生産というものは、金属製品などとは違い、
一般的な大量生産の方法が通用しないところが、まだまだあります。

最終的には人の手が加わらないと形にならないところがまだまだあるのです。
そこが、瓦の魅力であり、瓦づくりの楽しいところですね。



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2009.04.08[水] 無くてはならない’ホース’

こんばんは。ミッチーです。

瓦屋にはすばらしい道具がたくさんあります。
そのような道具を今回も紹介したいと思います。

09年4月7日1


これは、ホースですが、瓦屋では、これがなんとも立派な道具として変身します。

私の工場では、プレス加工後、磨きの行程があります。
成型された瓦の表面を職人が、一枚一枚ヘラやコテで滑らかに磨き上げ、
美しい光沢を出します。

そして、仕上げにこのホースで磨き上げるのです。
結果、更なる美しい土の肌合いと光沢が増します。


09年4月7日3


ホースは、非常に柔らかく、自在に変形し瓦の形状に変化します。
いくつかの種類・長さ・太さがあり、
製品により、又は使う人によりそれぞれ使い分けをします。

09年4月7日2


私が、小学生の頃の話ですが、
父親参観日があり、図工の授業で約30cm角ぐらいの板状の瓦粘土に
親と子供によって、児童の手形を押しました。

その時、父が持参していたのがこのホースでした。
今は当たり前のようになっていますが、
この時代粘土の表面をホースで磨くと言う発想が無かったようで・・・・

母曰く、父の仕事場の従業員のおばちゃんが提案して
それを採用して金一封を出したと言うのですが・・・。
ほんとかな~?
淡路瓦400年の歴史がありますが、

瓦の素地をホースで磨き始めたのは、
ここ数十年前の話のようですね。


私の同級生には、瓦屋の親が多く、
そのホースで滑らかに磨いている父の姿を感心するように
見ていたのを今でも覚えています。


生前の父は、いかにも職人らしく、口数が少なくブスッとしたイメージで、
PTAの役員や、世話をするタイプではなく、
学校に来ることは、父親参観日ぐらいしかなかったので、

この日ぐらい、学校で見る自分の親を
誇らしげに思えたことはありません。


この日のことは、昨日のように今でもしっかり覚えています。

その日その時、親父が使っていたホースは、青色でした。

今でも私の工場では青色のホースを使っています。


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2009.03.31[火] プレス用・たたき棒

こんばんは。ミッチーです。


瓦屋にはすばらしい道具がたくさんあります。
そのような道具を紹介していきたいと思います。

09年3月31日1


これは、私達が呼んでいるのは、「たたき棒」通称  『プレス用・たたき』です。

長さ約48㎝で、そしてけっこうな重さです。

材質は、桜の木で出来ています。
なぜ桜の木で作られたのかは、堅いからです。
長年の試行錯誤の中で、桜の木に行き着いたと先代から聞いた記憶があります。



瓦の種類に応じて、使う人に応じて、厚み・大きさ・重さが微妙に違う数種類の
この『プレス用・たたき』を使い分けたりするのですが、

今回は、一文字軒瓦での使用例です。
09年3月31日2

型に粘土{荒地}を入れるのにあたり
型の形状に合わせた形をこの『プレス用・たたき』で造るのです。

09年3月31日3


上記の写真のように
この緩やかなラインを造るのは、この「プレス用・たたき」を使いこなす
人間の手であり、やはり職人技です。
そして均一観を求めます。

簡単そうに見えますがなかなかできませんよ~。

このようにして一文字軒が形成されていきます。

09年3月31日4




この「プレス用・たたき棒」は、使えば使うほどに色・つや、など風合いができ、
愛着が増していきます。

09年3月31日5

又、手にもつグリップのところの磨耗の仕方になんともいえないものがあります。
人差し指の当たる部分にも大きな指跡の掘れ込みが見られます。

道具というものの魅力の中に
使った人の痕跡が見られることと、
使われた道具の時間を見ることが出来ます。


この『プレス用・たたき』は20年以上使用しています。


そういえば私が、小学生の頃、これを持ち出したことがあります。
何のためにか?
野球バットとして!
親父に怒られた記憶が、今もかすかに残っています。


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